4月の2大行事はバタバタと。

あっという間に桜も散ってしまい、感応寺の境内は新緑の入れ替えの季節になりつつあります。毎日掃いても掃いても、上から落ちてくる広葉樹の葉が舞い散る様子を見ながら過ごしております。
4月の感応寺の行事といえば野田郷の春の風物詩花まつり(しゃかどん)になります。甘茶をもらいに子供たちがやってくる光景は昨今はだいぶん減り、さらには去年と今年はコロナ渦ということもあり、持って帰って家族で分けたり仏壇に供えたりを遠慮して頂くこととなりました。元の通りに皆さんで誕生仏さんに甘茶を掛けていただいて、一日境内で楽しんでいただける花まつりになるよう努力したいと思っています。
本年は翌日の4月9日に今度は「献茶祭」を行いました。かつてはゴールデンウイーク前(まさに八十八夜前)にお参りして新茶の生育祈願も兼ねていた行事も、いよいよ4月前半に行うこととなりました。生産量日本一になった鹿児島の茶業関係者の努力もあり、新茶の出荷はどんどん早くなっていますが、それ以上に温暖化に伴って春と夏の境目もあいまいになってきているような気がします。
お花見祭りや春の行事、天気や植物の様子によって都合よくいかないものも多いのは常ですが、それはそれ自然の中で人間がまた知恵を出していかねばならないのかもしれませんし、自然に敬意を払って生きていかないといけない証拠であるような気がします。
ともあれ、2日続けての大きい行事がおわり、ほっと一息ついてまた掃除に励みたいと思います。

3月の門前の掲示板はこちら。結果自然成ともいえますね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA