まわりまわって、めぐりめぐって

お参り途中の荒崎(ツル渡来地)の田んぼ。早場米の収穫がもうすぐはじまります。

いつもは慌ただしく駆け回っているお盆期間も、今年は帰省を自粛されたり、参列者でのお膳を囲む時間がなかったりで、時間を少しだけゆっくり取り(マスクしながら)各家の方々と語らうことができました。ある意味ありがたいことでした。
インドにも住まれていたことがある方とはいつも話がはずみますが、今回は「和尚さん、お経の途中で『エコ』って言ってましたけどあれって何ですか?」
「多分『回向』のことでしょ。お経の功徳を読む人のためだけでなく、ご先祖様やお盆だから有縁無縁の精霊にも向けてあげるという意味なんですよね。生きとし生けるものだけでなく、餓鬼(がき)にも施してあげるので施餓鬼ということをするんですよ」
「それじゃ”eco”みたいなもんですね、ハハハ」
自分と周りとのつながりだけでなく、タテとヨコのつながりを感じられるこの時期に、自分が生きていることを振り返ること、全世界や地球レベルの話にはピンと来なくても、自分が心を向けるベクトルを外に感じることができることの一助となれれば、コロナのお盆もまんざらではないなと思ったところでした。
猛暑続きますが、どうぞ皆様も健やかにお過ごしください。

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